表紙にシミや痛みなどございます。中身は問題なく美品です。ハードカバー森栄喜レボリューション・スター・パブリッシング,ナナロク社2011年初版森栄喜氏に選ばれた少年たちはそれぞれにコメディを持っており、作品からはおそらくシャッターを切られたあとに漏れたはずの照れ笑いさえ聞こえてくる。そしてこの小さなコメディの共犯性こそが森栄喜氏の作品と私的なポルノを切り離す秘密であり魅力なのだと思う。新進気鋭の写真家・森栄喜は近年「tokyo boy alone」シリーズで大きな注目を集め、東京の少年たちの静寂をそっと表現することを得意としてきた。都会の喧騒のなかにみなぎる清潔で透き通った孤独感、彼らの体温や呼吸までも丁寧にとらえている。「tokyo boy alone」は、台湾のアートディレクター、アローン・ニエがプロデュースする「永真急制 INSIDE-OUT」シリーズの第一弾として、6月に出版、三都市で個展も開催された。すでに中国、香港、タイなどのアジア各国、世界へ向けて発進され大きな話題を呼んでいる。雑誌や広告といった媒体で写真の仕事をしながら、コンスタントに独自の作品を発表している写真家、森栄喜の個人としては初の写真集。東京の男の子をテーマに編まれた本書は、台湾を代表するデザイナー、聶永真(アーロン・ニエ)がプロデュースをする「永真急制 INSIDE-OUT」シリーズの第一弾として台湾で出版された。同名の写真展を台湾の3箇所で開催し、その余波は台湾だけではなく、日本の他海外にも飛び火し大きな話題を呼んだ。写真家ホンマタカシ氏が次世代の写真家として期待を寄せている一人。男の子のごく日常的な一面を私的な視点で捉えながらも、その透明感溢れる写真の先に時折みせる、恐ろしいほどの不穏感は、彼の持つ鋭い感性によるものかもしれない。表紙写真は「Tokyo」、「Boy」、「Alone」をキーワードにそれぞれ三種類選ばれた全9種類が存在する。2013年度(第39回)木村伊兵衛賞受賞 BL ボーイズラブ